この病院ではいつも 280 円で病院の昼食を注文していたのだが、患者さんの食事と同様だからなのか、つねに色彩があまり良くなく、正直なところあまり好きではなかった。
病院で亡くなる人が圧倒的に多いことを考えると、自分が人生の最期を迎えるのもおそらくは病院なわけで、そうするとこういう食事が自分の人生の最後の食事になるのかな・・・と考えない日はなかった。
ただ今日の昼食に関しては珍しく肉が含まれており、変な話、そんなに
悪くない気分で病院を去ることができたと思う。
この病院ではいつも 280 円で病院の昼食を注文していたのだが、患者さんの食事と同様だからなのか、つねに色彩があまり良くなく、正直なところあまり好きではなかった。
病院で亡くなる人が圧倒的に多いことを考えると、自分が人生の最期を迎えるのもおそらくは病院なわけで、そうするとこういう食事が自分の人生の最後の食事になるのかな・・・と考えない日はなかった。
ただ今日の昼食に関しては珍しく肉が含まれており、変な話、そんなに
悪くない気分で病院を去ることができたと思う。
研修医が体調不良でお休みだったので、代わりに準備をしていたら、ナースがやってきて、手指衛生の5つのタイミングを答えろとのことだった。
どうも、抜き打ちテストらしい。
こういう、いかにも JCI で尋ねられそうな問題はけっこう得意で、あっさりとは言わないが、まあ答えることはできた。
他の人は実際にアルコールゲルでの手指消毒をやらさせられたそうで、病院機能評価の更新に向けていろいろとたいへんだ。
外勤での手術中、麻酔管理中には完全に落ち着いている時だったが、何も外力が加わっていないにもかかわらず、突然、麻酔器からソーダライムが落下した。
それを元の位置に取り付けなおした時には完全にはまったので、中途半端にぶらさがっていたのだろうか。
リークテストは何ごともなく通過しており、リークの兆しもなかったので、 にわかには信じがたいできごとだが、目の前で起こったことだけに信じるしかないかな。
例年通り、オンコール明けに健康診断を受けてきた。
昨日は某科の手術が1時半まで手術をしていたので、体調は自覚的には決して良くなかったが、収縮期血圧は 120 台をキープすることができた。
一時期、血圧が 140 台に突入した時期もあったが、ここ数年はそこまでは高くはない。
ところで最近、眼科通いをしているため、視力検査にはかなり慣れてきたのだが、ランドルト環の開いた方向を正しく当てるには、あれこれ考えてはダメで、パッと見て第一感を信じるのがいいようである。
将棋の羽生九段が「第一感は信憑性が高い」と言っているのと、通じるものがあるのかもしれない。
地元に住んでいながら本土寺に行くのはこれが初めてで、もっと早く来ていればよかった。
正確には去年はクルマで行って空いている駐車場が見つからず、挫折したという経緯がある。
それで今年は電車で行ってきた。
アジサイはたくさん咲いていたが、ハナショウブもきれいで、このブログにはハナショウブの写真を載せることにする。
今日は第2土曜日で休日だったが、講義のビデオをまだ作っていなかったので、それに費やすことになった。
講義の時はふだんはパワーポイント上で矢印を動かすことでポインターの代用としているのだが、矢印ではビデオ上に残らないということがビデオ撮影後にわかり、全部まるまるビデオの撮り直しとなってしまった。
若い医局員に協力してもらい、末梢神経ブロックのエコーの画面をビデオで撮影した。
学生の講義に使うためのものだが、これまでも何回かトライしたもののなかなかうまく撮ることができず、困っていたところだった。
これまでの医師国家試験で一度も末梢神経ブロックの問題は出題されておらず、毎年、「今年こそ出るはず」などと言っては裏切られるということが続いている。
学生にはぜひ末梢神経ブロックのイメージをつかんでもらい、国試受験に生かしてもらいたいと思っている。
旅行業者に問い合わせたところ、新神戸駅からの帰路の分の切符は返金されるとのことだったので、 レターパックに切符を入れて業者に郵送した。
ホテルと往復新幹線のパックで申し込んだので、片道新幹線だけでいくら返金されるかはわからないが、他に選択肢がないので言われたようにするしかないだろう。
写真にある通り、この時刻の新幹線はもともとは新大阪行きで、新大阪駅で別のホームに停まっている同じ列車名ののぞみに乗り換えて東京に向かった。
運よく名古屋までは指定席を確保できた。
新神戸駅を出発したのは定刻通りだったが、それぞれの駅の手前で停車する必要があったため、東京に着いたのはけっこう遅い時間だった。
今回の災害から学んだことがいくつかある。
まず予測される災害について、もっと早い段階で情報を得るようにすべきだった。
昨日の午前中の神戸市からのアラートがあった時点で、学会場から引きあげることを考慮してもよかった。
恥ずかしいことに、電車の切符を確保するのにみどりの窓口に並ぶことしか思いつかなかったが、自動販売機で新幹線の切符を買ってもよかった。
そっちの方が、所要時間は格段に短かったようだ。
今日の早い時点で少しでも東京に近づく、つまり新大阪か、できれば名古屋ぐらいまで行くことも考慮したが、結果的にそれはしなくてよかったようだ。
新幹線は新神戸駅の時点では空いていたが、東京に近づくにつれてホームが混む傾向にあり、京都駅や名古屋駅では人があふれかえっていた。
京都駅や名古屋駅から新幹線に乗るのは、容易ではなかったはずだ。
ふだんはわからないのだが、今回のようなケースでは自由席の切符しかなかったとしても、グリーン車以外の一般車両の通路に入るのは「あり」のようだ。
だから運悪く指定席が得られなかった場合は、基本的には自由席の車両にいるべきなのだろうが、指定席の車両のデッキに陣取るよりは、通路まで入った方が多くの人にとって有益のようだ。
日本人たちは遠慮深いからか指定席の車両のデッキからなかなか中に入ってこなかったが、外国人たちはさっさと指定席の車両に入り込み、あわよくば席に座ってしまおうという態度で、それがデッキ付近の混雑の緩和に役立っているようで、かえって好都合のように思われた。
朝イチで専門医講習を受講し、その後、非心臓手術における合併症心疾患の評価に関するシンポジウムに出席した。
患者さんの自己申告による運動耐容能は、当てにならないとのこと。
DASI と RCRI が役に立つらしいので、術前外来に評価表を置いておくことにしようかな。
看護師さんたちにパウチしてもらうことにしよう。
このシンポジウムのちょうど終了時に、みんなのスマホが一斉に鳴り出し、地震にしては音色が違うし J アラートかなと思ったら、神戸市からの土砂災害に備えての高齢者避難発令だった。
この時はあとであんなことになろうとは、夢にも思われなかった・・・。
今日は「心理的安全」という言葉を、いろんなところで聞いた。
簡単に言うと、「安心してリスクを取ることができること」らしい。
研修医のころから今にいたるまで、「こんなことを言ったら怒られるかも」とか、「常識のないやつだと思われるかも」などと考え、何千回、何万回、言葉を飲み込んだことか。
この状態を言語化すると、「心理的安全がない状態」ということになるのだろう。
手術室は患者さんが危機的な状況になりがちだし、さまざまな職種がいっしょに仕事をしていることから、パワハラもそうだが、心理的安全からは最も遠い場所と言えるのかもしれない。
一番役に立ったのは、間違いなく夕方の方山先生の専門医講習だろう。
呼吸器疾患を持つ患者さんの治療としての人工呼吸を行っている集中治療の専門家の言葉には、やっぱり重みを感じるし勉強になる。
受講してよかった~と思いながら集中して話を聞いていたところ、家から Line で「新幹線止まっているみたい?」との連絡あり。
一瞬、頭が真っ白となり、この後は話が頭に入らなくなってしまった。
新神戸駅のみどりの窓口の列に 30 分以上並び、帰りの切符の手続きを行った。
そしてホテル探しに入ったのだが、空いているホテルを見つけるまでに 10 軒以上のホテルにリジェクトされた。
永遠にアクセプトされないのではないかと思い、かなりあせった。
スマホのバッテリーが減ってくるし。
やっぱり持つべきものは、モバイルバッテリーだろう。
新神戸駅から電車を乗り継ぎ、かなり田舎に引っ込んだ某駅近くのホテルにたどり着いた。
雨の中、重い荷物を引きずりながら、汗びっしょりで、ほとんど落ち武者状態だった。
明日の術前外来は、自分のかわりに K 先生が担当してくれるらしい。
K 先生、ありがとう。
医局長の K 先生もありがとう。
心理的安全のある医局でよかった。
台風がたいした被害を与えることなく、明日は無事に帰れますように。
昨日、神戸入りし、いつもの中華屋でいつもの夕飯を食べ、いつものホテルに泊まった。
いつもと違ったのは、中華屋の店員が隣の客と注文を取り違えたことぐらいか。
今朝はいつものバイキングで朝食を済ませ、学会場に向かった。
午前中はポスター・ディスカッションの座長を務めた。
下気道のセッションということになっていたのだが、実際にはそうでない内容も含まれていたりして、発表者はたいへんだっただろうと思う。
ベテランの発表者が多かったということもあり、時間通りにセッションが進み、質疑応答もそれなりに盛り上がって助かった。
帝京大学・張先生、コメンテーターをありがとうございました。
ランチョンセミナーは医師の働き方改革、タスクシェア・シフトに関するものだった。
発表者の施設では術前外来のほかに周術期外来があるらしいのだが、周術期外来では麻酔科医ではなく看護師が患者の評価を行い、他科へのコンサルトを依頼したりするらしい。
そこまでやらないと、働き方改革に対応できないものなのだろうか。
タスクシフト・シェアのあり方が、働き方改革の本来の趣旨からかなりズレてきているような気がしてならない。
JA シンポジウムはモニタリングに関するものだった。
ガイドラインを含め、知識をブラッシュアップできてよかった。
ふだんはあたりまえのようにモニターを使っているが、確かに昔にくらべるとモニター画面はかなり複雑になったと、改めて感じた。
自分は不自由していないが、研修医への指導は本当にたいへんだ。
PPV/SVV の説明だけで、簡単に1時間がかかる。
今日から「東京科学大学」の看板がかかっているのかな・・・と思ったのですが、今朝の時点ではまだ「医科歯科」のままでした。 看板を変えるのも、お金がかなりかかるんでしょうね。