1号館の医局が移動しました。
今朝、医局に行ったら部屋がもぬけの殻で真っ暗だったので、一瞬面くらいましたが、たまたま通りかかった医局長に新しい医局に連れて行ってもらいました。
あと5分、医局長が来るのが遅かったら、家に帰っていたかもしれません。
新しい医局はとても広くてきれいです。
1号館の医局が移動しました。
今朝、医局に行ったら部屋がもぬけの殻で真っ暗だったので、一瞬面くらいましたが、たまたま通りかかった医局長に新しい医局に連れて行ってもらいました。
あと5分、医局長が来るのが遅かったら、家に帰っていたかもしれません。
新しい医局はとても広くてきれいです。
急性呼吸不全で機械換気下にある患者における PEEP が腎機能障害に与える影響について書かれた総説 (Benites MH, et al. Crit Care 2025; 29: 130) を読みました。
話の流れとしては、高い PEEP は腎臓にさまざまな機序で障害を起こしうるということを述べた上で、適正な PEEP レベルを模索することの重要性を強調するものとなっていました。
タイトルに "Ventilation-induced acute kidney injury" とあり、これは私には耳慣れない言葉なのですが、何を言いたいかが直感的にわかるという意味で、とてもキャッチーなタイトルだと思いました。
手術中の人工呼吸で PEEP を換気メカニクスなどを指標として個別化しようとすると、通常の麻酔管理で行うよりもかなり高くなる場合があり(「極端に高い PEEP」)、それが現代の呼吸管理の流れなのかと理解していたのですが、どうもこの総説からは集中治療領域においては高い PEEP に対して見直す感覚があるように感じました。
人工呼吸の個別化をテーマにした研究では効果の指標を肺合併症の頻度や換気メカニクス、動脈血液ガスなどに置きがちですが、腎臓を含め潜在的に影響を受ける臓器の機能なども考慮に入れた評価も必要であるように感じられました。
今日は第3土曜日なので、医局会の後で勉強会がありました。
勉強会ではさまざまな話題がありましたが、私にとって目新しかったのは乳児における脊麻で、オーランドで行われた Society for Pediatric Anesthesia のワークショップがあったということです。
かすかな記憶ですが、自分が都立病院勤務のころ、そういう論文を読んだことはあったのですが、より身近な話題として聞いたのは初めてのことでした。
全麻を避けることが狙いの一つなので、乳児の脊麻は全麻下に行わず、坐位で押さえつけて行うということです。
大きい子供では力で押さえつけるというわけにいかないので、乳児ならではの技なのでしょう。
昔話題にのぼった、全麻は発達過程にある脳ミソに良くない、という発想が、今日もなお影響をもたらしているようです。
意識のある乳児がオペ中にスマホの動画を眺めている画像には、いかにも現代的だと感じました。
先日、片肺換気における保護的換気に関する総説 を読んだことについて書きました。
高二酸化炭素症の容認については手術患者よりも ARDS 患者の方が本場のようで、今日は ARDS 患者における高二酸化炭素症が転帰に与える影響に関する論文 (Rasheed S, et al. J Crit Care Med (Targu Mures) 2025; 11: 44-53) を読みました。
結論としては、さまざまな因子で調整すると、ARDS 患者における高二酸化炭素症は死亡率を高めることはないということです。
この論文では PaCO2 > 50mmHg を重篤な高二酸化炭素症と定めているのですが、人工気胸使用下の片肺換気中にこの程度の高二酸化炭素症に陥ることは決してまれではありません。
人工気胸を用いる胸部手術が多数行われている今日、どこまで高二酸化炭素症を容認できるのかはきわめて重要な課題です。
保護的片肺換気と絡めて、手術中の人工呼吸に関する診療指針がほしいところです。
Thoracic anesthesia における保護的換気に関する総説 (Canbaz M, et al. J Clin Med 2025; 14: 1674) を読みました。
最初の感想は、「引用するのに便利な総説」だということです。
いわゆる conventional な人工呼吸と比較した現代の保護的換気について構成要素別に解説がされており、さらに メカニカルパワーや第5のトラウマである "ergotrauma" にといった最近の話題についても触れられています。
残念だったのは、permissive hypercapnia について何ら述べられていなかったことです。
Thoracic anesthesia ならではの保護的換気の問題として、片肺換気であるがゆえにどうしても高二酸化炭素症を容認せざるを得ず、しかもしばしば容認できない範囲まで高二酸化炭素症が進行してしまうことが挙げられます。
特に人工気胸を用いる MIE ではそれが顕著であり、Thoracic anesthesia における保護的換気に関する総説であれば、そこに踏み込まないわけにはいかないはずなのではないかと感じました。
そうは言っても最初からここを目指したわけではなく、最初は佐倉ふるさと広場に行こうとしたのですが、あまりにも道が混んでいて挫折して予定変更したというわけです。
佐倉ふるさと広場には今まで何度も行っており、特にひまわりやコスモスの刈り取りを楽しんだものですが、今回は今までとは異なり、格段に道が混雑していました。
もう、チューリップの季節には、休日には行かないようにしようと思います。
混み方のスケールが違いすぎるので。
北総花の丘公園は広くて、休日を過ごすにはいい場所だと思いました。
偶然ですが、黄色と赤の混じりあったチューリップ(写真手前)を発見しました。
低血圧のアラートとして、HPI と平均血圧 70-75 mmHg を比較した研究 (Rellum SR, et al. Eur J Anaesthesiol [Online ahead of print] (PMID: 40012367)) を読みました。
A-line 上の血圧トレンドを注意深く観察していれば、HPI を使わなくても低血圧の発生を予測できるのではないか・・・という臨床医の素朴な疑問に答えたものであり、うまくデザインした研究だと思い、感心しました。
同様の発想で行われた研究はほかにもあるようで、LepMAP0 というのが低血圧の発生を予測する代表的な指標 (Jacquet-Lagreze M, et al. Eur J Anaesthesiol 2022; 39: 574-81) の一つのようです。
HPI の真の意味での有用性の評価に関しては、これからも議論が続きそうだと感じました。
今のスマホは暗いところで写真を撮ると、スマホを動かすなと警告が出るんですね。
なので、なるべく動かさないようにしてみたのですが、手がプルプルしました。
道が混んでいて、ランチを済ませたあとに公園に着いたのが午後3時ごろ。
帰る人たちと入れ替わる形で駐車場に車を停めることができたので、たいして待たずに済みました。
広い公園を散歩できて、よかったです。
明日は天気が悪いということなので、今年の桜はこれが最後
かもしれません。
昨日とは違い、今日は発表のプレッシャーがなく、のんびりと学会を楽しむことができました。 早朝は麻酔薬の作用機序に関するリフレッシャーコース、その後は敗血症に関するシンポジウムに参加しました。 午後は働き方改革に関する講演を聞きました。 現場の麻酔科医ではなく、管理者(院長...