今日は第3土曜日なので、医局会の後で勉強会がありました。
勉強会ではさまざまな話題がありましたが、私にとって目新しかったのは乳児における脊麻で、オーランドで行われた Society for Pediatric Anesthesia のワークショップがあったということです。
かすかな記憶ですが、自分が都立病院勤務のころ、そういう論文を読んだことはあったのですが、より身近な話題として聞いたのは初めてのことでした。
全麻を避けることが狙いの一つなので、乳児の脊麻は全麻下に行わず、坐位で押さえつけて行うということです。
大きい子供では力で押さえつけるというわけにいかないので、乳児ならではの技なのでしょう。
昔話題にのぼった、全麻は発達過程にある脳ミソに良くない、という発想が、今日もなお影響をもたらしているようです。
意識のある乳児がオペ中にスマホの動画を眺めている画像には、いかにも現代的だと感じました。