この論文の第一著者の Boesing はさまざまなセッティングで同様の研究を行っている、最もアクティブな研究者の一人です。
この研究で特筆すべきことのひとつに、個別化した PEEP の中央値が 18 および 20 cmH2O と極端に高かったことが挙げられます。
同様のパターンの研究で、個別化した PEEP が固定値 (5 cmH2O) よりもわずかに高いのはよくあることなのですが、これはさすがに高すぎるかなと・・・。
日頃の臨床で用いられる PEEP 値でそこそこの満足感が得られている現状で、18 とか 20 cmH2O の PEEP を採用する気にはならないですよね。
研究で行っていることが 100% 正しかったとしても、日頃の臨床からかけ離れた結果が出たのだとしたら、受け入れるのは難しいように感じられました。
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ついでながら秋バラが見ごろなので、今日は京成バラ園に行ってきました。
写真は最近話題の青系統のバラです。
青いバラを写真に撮っている人がものすごく多く、人気の高さが感じられました。