2024年7月26日金曜日

【土曜日勉強会】麻酔器の勉強会

 今日の勉強会では、ドレーゲル社の方に Zoom で麻酔器の構造について解説をしていただきました。

 恥ずかしながら、電気で制御される APL バルブというのがあるというのを初めて知りました。
 停電の際には作動しなくなることから、そういう麻酔器には緊急用 APL バルブが備わっているのだそうです。

 今までそういう麻酔器を使ったことがないのですが、使用中に瞬間停電なんかがあったら困るかもしれません。
 麻酔バッグがパンパンになるか、逆にしぼみっぱなしになるか、もしくは一定の圧レベルで固定されるかすることになるんでしょうね。
 もっと詳しく教えてもらえばよかったです。
 質問のタイミングを失いました。

 ドレーゲルの方は、ドレーゲルは「ベローズ式を卒業した」という表現をしていました。
 他社よりも一歩先を行っているという感じがとてもよかったです。
 ピストン、もしくはタービン式の人工呼吸器では、O2 フラッシュボタンを押しても気道内圧が上がらないという点は、なるほどなと思いました。

 勉強会係の Y 先生の「なぜ世の中にはいまだにベローズ式が多いのか」という質問は、ドレーゲルの方からすればつまらない疑問だったのかもしれませんが、問題の本質をついている感じがあり、自分の中ではさすがだと妙に感心させられました。

日本臨床麻酔学会第44回大会第1日

 日本臨床麻酔学会第44回大会が新宿の京王プラザホテルで行われ、今日は一般演題の発表があったので出かけてきました。  午前中は麻酔科領域講習に参加しました。  痛みの程度、必要な不動の程度、所要時間を三次元のそれぞれの軸に見立て、患児に必要な鎮静の性質を考えるというやり方はとても...