臨床麻酔学会から、演題登録締め切り期間延長のお知らせがありました。
十分な数の演題数が集まっていないものと推測します。
どこの施設も忙しくて、研究どころではないのかもしれません。
そんな中、今年は臨床麻酔学会に演題を登録することができました。
外勤先の先生方の強力なバックアップがあってこそで、本当にありがたい限りです。
わが国の研究力が低下していると言われるようになってから、すでに長い月日が経っているように思います。
今年は日本麻酔科学会学術集会でも、研究を少しでも盛んにさせようと、さまざまなレクチャーが行われていました。
研究を取り巻く状況は、しだいに厳しくなっています。
一言で言えば、「ゆとりがない」ということになるでしょうか。
この状況で、研究を盛んにさせようとするのは容易なことではありません。
個人的には昔の「救命救急士が声門上器具の挿入ができるようになった」とか、「臨床研修制度が整った」といったレベルの、国を挙げての抜本的な改革が必要なんじゃないかと考えています。