ひょっとして術前外来の運営に役に立つかな・・・と思い、2日目の午前中は術前評価のシンポジウムに参加しました。
予想通りですが、循環器系の術前評価はガイドラインを意識しているからか、かなり複雑なものでした。
かえすがえすも、当院では循環器内科が前向きに術前評価に関わってくれるので、本当にありがたい限りです。
こんなことを自分たちでやろうとすると、それだけで時間が足りなくなってしまいます。
午後の自分の講演と関連しているため、腎臓の術前評価が一番気になりました。
シンポジストの K 大学の M 先生のトークはゆっくりめでしたが、それだけにとても理解しやすかったです。
少しでもたくさんの情報を詰め込もうとすると早口になりがちですが、情報量を多少犠牲にしてでもわかりやすさを優先した方が、結局はいいのかもしれません。
術前評価は eGFR を最重要視しがちですが、尿たんぱくなども重要だということがとてもよくわかりました。
午後の自分の専門医講習のために、ここ数年の中ではかなり準備に力を注いだ方でしたが、本番はかみまくりで全くお恥ずかしい限りです。
医科歯科時代に指導をいただいた M 教授流に言えば、まだまだ修行が足りないということなのだと思います。