コロナ禍における術前評価を、ビデオ通話で行った場合と対面式で行った場合とで比較した RCT (Morau E, et al. J Clin Aesth 2024; 92: 111318) を読みました。
ウチの病院ではコロナ禍にビデオ通話で外来診療を行っていた診療科もあったようですが、術前外来ではやりませんでした。
ビデオ通話での術前評価を行うことは、一瞬、発想はあったのですが、正直なところ、やろうというエネルギーがありませんでした。
Morau らの研究では外科系診療科外来受診の時点で、家にパソコンがあることなどを確認の上、研究に参加する患者さんをリクルートしたようなのですが、外科の先生たちもがんばったんだろうなーと、変に感心してしまいました。
毎日の麻酔や感染対策などでいっぱいいっぱいなようでは、質の高い研究はできないのかもしれません。
研究を行うには、肉体的にも精神的にもかなりタフでないといけないようです。