土曜日恒例の勉強会は、前半は抄読会、後半はドレーゲル社による麻酔器の説明でした。
H先生の紹介した論文では、切除不能膵がん患者における神経破壊薬を用いたブロックが転帰に与える影響に関するものでした。
神経ブロックがオピオイドの急激な消費の増加を抑えたこと、身体的QOLを改善したというのが、主な結果のようです。
Y先生が紹介したのは、不安感受性がPONVに影響を与えるかどうかについて検討した論文でした。
ASI-3 スコア 8 点以上を不安感受性が高いとした上で、これが PONV のリスクを 5 倍にしたというのが主な結果でした。
統計処理について、さまざまなディスカッションが行われました。
ドレーゲル社による勉強会では、「今さら聞けない?! 麻酔器の基本」というタイトルで自社製品のみならず麻酔器一般に関する説明がありました。
人工呼吸器の駆動ガスを説明するアニメーションがとてもきれいで、動画ならではの表現であり、書籍では再現できないほどのわかりやすさでした。
本当に「今さら」なのですが、確かに蛇管を使う長さに設定してからシステムテストを行うべきでしたね。
システムテストをしてから何気なく蛇管を伸ばしたりしていましたが、これは本当は良くないということがよくわかりました。