昨日、日本麻酔科学会関東甲信越・東京支部第64回合同学術集会に参加しました。
京王プラザホテルにて。
ランチョンセミナーは AsisTIVA に関するものでした。
以下はその際のメモ書きです。
・AsisTIVA は BIS45 となるようにプロポフォールを投与する。
・レミフェンタニルはプロポフォールとの関係性から投与される。
・TOFカウントが1になるように、ロクロニウムが投与される。
・AsisTIVA を使うには、適正使用指針に従う必要がある。
・当面の間は ASA-PS 2 以下の患者に使う。
・施設条件がある。TIVA の割合や症例数など。
・専門医以上で TIVA の経験数がそれなりにあり、トレーニングコースを修了していること。
・システム使用中は「使用可能な医師の条件」を満たす医師が常駐する。
・最初の 10例は患者の同意を得る。
・重大な有害事象が発生したら、学会に報告する。
・レミフェンタニル 0.5 ガンマでスタートするが、ある程度投与しないとプロポフォールもロクロニウムもスタートできず、挿管終了しないとレミフェンタニルを下げられない。麻酔導入に時間がかかる。
・レミフェンタニルが多め、プロポフォールが少なめな印象。
・血圧上昇時や低下時に麻酔薬の投与量を調整するという選択肢はない。
・BIS が異常に上昇することがない、TOF カウント1が維持される点が有用。
・ヒューマンエラーが起こりにくい。
現状ではメリットが見えにくいです。
ある程度の信頼性が得られた上で、使い勝手の良さを追求する方向にシフトする予定なのかな・・・と勝手に想像してしまいました。
ある程度の信頼性が得られた上で、使い勝手の良さを追求する方向にシフトする予定なのかな・・・と勝手に想像してしまいました。