2023年10月11日水曜日

DLT vs. BB

 胸部手術における気道管理デバイスとして、ダブルルーメンチューブと各種気管支ブロッカーがしばしば比較の対象になります。

 Shum らの研究 (J Cardiothorac Vasc Anesth [Online ahead of print] (PMID: 37684137)) によると、 肺分離 20 分後の Lung Collapse Score がダブルルーメンチューブ群で有意に低い(肺の虚脱の程度が弱い)という結果が出ており、とても興味深く感じました。

 ダブルルーメンチューブの非換気側ルーメンの方が気管支ブロッカーの中空部分よりも圧倒的に太いわけですから、ダブルルーメンチューブの方が同等以上の結果を示さないといけないように思うのですが、そういう結果にはならなかったようです。

 残念ながらこの結果について想定される機序は論文中に述べられておらず、モヤモヤした感じが残ってしまいました。

日本麻酔科学会 第73回学術総会 第2日

 朝、学会場で知らない人に突然話しかけられ、昨日、私が座長を務めていたセッションがよかった、などとお褒めの言葉をいただきました。  特に座長とコメンテーターの二人体制がよかったとのことです。  こんな感じで褒められたのは初めてのことだったので、戸惑いました。  もっとも、二人体制...