2023年9月13日水曜日

研究倫理に関する研修

 今日の臨床研究研修会のテーマは、「研究倫理」だった。

 われわれの業界ではよく言われていることだが、撤回論文数の世界トップ 10 のうちの5人が日本人で、しかも1位と3位が麻酔科医だということが紹介されていた。 
 こういう話を聞くと、いつものことなのだが、両方の属性を有する自分としては、なんとも複雑な気分になってしまう。

 責任ある研究活動についてはクロとシロとにくっきりと分かれるものではなく、その間にグレーなゾーンがあるのだそうだ。
 それを QRP (questionable research practice) と呼ぶのだが、これを経験した研究者は約半数もいるそうで、これを減らしていくことが重要な課題だということだった。 

日本臨床麻酔学会第44回大会第1日

 日本臨床麻酔学会第44回大会が新宿の京王プラザホテルで行われ、今日は一般演題の発表があったので出かけてきました。  午前中は麻酔科領域講習に参加しました。  痛みの程度、必要な不動の程度、所要時間を三次元のそれぞれの軸に見立て、患児に必要な鎮静の性質を考えるというやり方はとても...