今日の臨床研究研修会のテーマは、「研究倫理」だった。
われわれの業界ではよく言われていることだが、撤回論文数の世界トップ 10 のうちの5人が日本人で、しかも1位と3位が麻酔科医だということが紹介されていた。
こういう話を聞くと、いつものことなのだが、両方の属性を有する自分としては、なんとも複雑な気分になってしまう。
責任ある研究活動についてはクロとシロとにくっきりと分かれるものではなく、その間にグレーなゾーンがあるのだそうだ。
それを QRP (questionable research practice) と呼ぶのだが、これを経験した研究者は約半数もいるそうで、これを減らしていくことが重要な課題だということだった。