2024年12月20日金曜日

近医受診しました

 ここのところ、特に夜間の咳がひどいので、近医を受診しました。

 最初に受診しようとしたO医院では、発熱のある人は診ることができないと、診察を拒否されました。

 今朝の体温は36.3度だったのですが、市販の風邪薬を飲んでいると言ったところ、薬のために熱が下がっているという解釈になったようです。

 次に行ったN医院では、他の患者さんと離れたところに連れられて、そこでPPEでガッツリ防御した先生が診察してくれました。

 コロナ禍はとうの昔に過ぎたように勝手に思っていたのですが、世の中はまだまだ厳しいようですね。

 おちおち病気にもならないと、気を引き締めるキッカケとなりました。

2024年12月11日水曜日

【文献】アミノ酸と AKI

 アミノ酸の腎保護効果に関して調べたメタ解析 (Jiang W, et al. J Crit Care [Online ahead of print] (PMID: 39447274)) を読みました。

 読み始めてすぐに、「あれ、これ確か数日前に読んだような・・・」と感じたのですが(実際、何度も同じ論文をたまたま選んでしまうことがある)、自分の備忘録を調べたところ、全くの別物 (Pruna A, et al. J Cardiothorac Vasc Anesth 2024; 38: 3076-85) でした。 

 こんなに短いスパンで、同じネタのメタ解析を2つ読むことになるとは思いませんでした。
アミノ酸が腎保護効果を持つというポジティブな結果が得られた研究が続き、今がメタ解析のやり時ということなのかもしれません。

 このままポジティブな結果が続くのか、あるいはネガティブな結果がこれから出てくるのか、これもやはり注視していきたいところです。

2024年12月9日月曜日

【文献】前負荷反応性と静脈性うっ血

 以前に、前負荷反応性があることが必ずしも輸液に対する耐性があることを意味しないことを示唆する論文を紹介しました (2024/4/4)。

 今日読んだのは、そこからさらに一歩進めて、前負荷反応性がありしかも輸液耐性がある患者に輸液を負荷するとどうなるのかについて調べた論文 (Morosanu B, et al. Crit Care 2024; 28: 339) です。

 こういう患者に晶質液を 7ml/kg 負荷すると、約半数の患者では2分以内に静脈性うっ血を呈するものの、20分後にも静脈性うっ血の状態が続いているのはわずか5%ということでした。

 つまり、一度、静脈性うっ血の状態になったらそれがしばらく続くというわけではなく、時間とともに状況が移り変わるということのようです。

 ハイリスク患者において静脈性うっ血の状態にならず、輸液に対して耐性がある状態をキープしようと思ったら、つねに portal vein pulsatility index のようなものでモニタリングしないといけないということなのでしょうか。

 今後のこの領域の研究の進展が待たれます。



カナダの郵便事情

 カナダの留学中にお世話になった大家さんに今年もクリスマスカードを送ろうとしたのですが、郵便局で送れないと言われてしまいました。
 どうもカナダの郵便局がストライキをやっているそうで、ストライキの間は郵便は日本国内に止められてしまうということでした。

 そうは言っても クリスマスカードはクリスマスに届いてこそなので、とりあえず郵便局には引き受けてもらうことにしました。
 ストライキが長引くようなら、自分のところに戻ってくるそうです。

 早く、ストライキが解決しますように。

2024年12月7日土曜日

今年4回めのオスキー

 オスキーの外部評価者として、某大学に派遣されてきました。
 なぜか今年は評価者となる回数が多く、自分の所属大学を含め、これで4回めとなりました。

 今回の派遣地が遠かったので、前日から宿泊することにしました。
 飛行機が着陸した時に吹雪いていたのにはヘコみましたが、そこからのバスが満員で、補助席に座ることになり、非日常感が満載で、徐々にテンションが上がってくるのを感じました。

 現地の人たちからすればいつものことなのでしょうけれども、東京の人間からしたら、とにかくものすごい雪でした。
 当日朝は、歩道と車道の境い目や対向車線が雪でよくわからない状態で、タクシーが猛スピードで某大学まで連れて行ってくれました。
 けっこうヒヤヒヤしましたが、運転手によると、積もりたての雪は大丈夫なのだということでした。

 同じブースを担当した内部評価者の先生のおススメのラーメン屋で夕食を食べ、おススメのおみやげ(き花)を買ったので、ほんの少しですが、旅行気分を味合うことができました。

【文献】術後の乏尿が持つ意味

 手術患者で乏尿はしばしば見られますが、それが術後のアウトカムに対してどのような意味を持つのかについては十分にはわかっていません。  さまざまな研究者がさまざまな研究を行っていますが、必ずしも結果は一致していないように見受けられます。  先日読んだ論文 (de Moura Ped...