2024年2月28日水曜日

灌流圧の個別化

 心臓術後の患者において、最初の24時間を個々の患者のベースラインに合わせて血行動態(平均灌流圧)のコントロールを行う試みに関する論文 (Molina-Andujar A, et al.  J Clin Med 2023; 12: 7746) を読みました。

 術後の AKI の頻度は通常の術後管理を行ったコントロール群と差がなく、ネガティブな結果に終わったということです。

 周術期管理の個別化は、人工呼吸の領域では比較的盛んに行われているようですが、AKI の予防に関してもそういう試みが行われていることを知りました。

 今後も動向を注視していきたいです。

2024年2月14日水曜日

お菓子もらいました

 今日はバレンタインデーで、たまたま午前中が術前外来担当だったということもあり、看護師さんたちにお菓子をもらいました。

 午後は外勤先で、チーズケーキをいただきました。

 甘いものづくしの一日でした(笑)。 

2024年2月9日金曜日

【文献】意識下ビデオ喉頭鏡

 かつては意識下での気管支鏡が挿管困難対策のゴールドスタンダードだったのですが、最近では意識下でのビデオ喉頭鏡が第一選択になりつつあるようです。

 Campbell らの症例報告 (BMJ Case Rep 2023; 16: e252110) によると、副鼻腔手術を受ける病的肥満の患者で、困難気道が強く疑われる症例に対して、屈曲の強い (hyperangulated) ブレードを装着したビデオ喉頭鏡と、先端を自由にコントロールできるイントロデューサー (Total Control Introducer) の組み合わせで、挿管に成功したということでした。

  屈曲の強いブレードというのは、おそらくはマックグラス喉頭鏡に対する X ブレードのようなものなんでしょうね。

 先端をコントロールできるイントロデューサーは便利そうです。
 チューブの先端が声帯にうまく向かない時に、いちいち口からチューブを取り出してスターレットの形を整えるのはたいへんですから。

2024年2月7日水曜日

演題採択

 ウチの科に所属している看護師さんが登録していた演題が、今年の麻酔科学会学術集会に採択されました。

 「医師の働き方改革」、「麻酔補助業務」あたりがキーワードになる研究で、多職種連携という意味では、現在最もホットな話題なのではないかと思います。

 どういう方向に進んでいくのか先の見えない分野ですので、ディスカッションが盛んに行われることが期待されます。

2024年2月5日月曜日

早く帰れました

 今日は昼過ぎから雪が降り始め、明日の朝にかけて警報級の降雪になるということです。

 明日がオンコールということもあり、今日は 17 時ごろ、フロマネから帰宅許可がでました。

 電車が止まる前に帰ることができて、本当に助かりました。

 明日の朝は、電車が動いているといいのですが・・・。

2024年2月3日土曜日

金沢出張

 週末に金沢に出張してきました。

 自分としては震災や雪の影響による交通の乱れなどを心配していたのですが、どちらも杞憂に終わりました。

 自分が気づいた範囲では家が倒壊したり道路が通行止めになったりするということはなく、変わったことはないようでした。

 ただ、救急の先生の話では、通常の疾患による入院が制限されたり、避難所でインフルエンザが流行ったりと、さまざまな影響が出ているということでした。

 気づかないところで、いろいろなことが起こっているようです。

医科歯科のままでした

 今日から「東京科学大学」の看板がかかっているのかな・・・と思ったのですが、今朝の時点ではまだ「医科歯科」のままでした。  看板を変えるのも、お金がかなりかかるんでしょうね。