2日目は麻酔科領域講習3つとポスター発表に参加したが、周術期センターのシンポジウムが一番おもしろかった。
薬剤師や歯科を巻き込むだけでもたいへんだと思うのだが、シンポジストたちの施設では栄養士を関与させて、フレイルやサルコペニア対策をしているようだった。
しかも患者さんたちは2時間以上かけて周術期センターを受診しているわけで、自分の施設よりもサイズは小さいものの、全体の熱量の大きさに圧倒されてしまった。
麻酔科領域講習では、「安全な鎮静のプラクティカルガイド」がとても勉強になったように思う。
行うべきことのひとつひとつは麻酔科医にとってはそんなに難しいことではないのだが、麻酔科医でない医師や看護師が鎮静を安全に担当できるようにするために、麻酔科医が管理体制構築に携わるということがとてもよくわかった。