2025年8月20日水曜日

誰かタイムカプセルの行方、知りませんか?

 今日は某大学に用事があって出かけてきたのですが、そのついでに私の母校である品川区立第二延山小学校に寄ってきました。

 今も時々思い出しては気になるのがタイムカプセルのことで、創立50周年を記念して6年生の時に、正門そばの植え込みを囲む場所に埋めたはずなんです、自分の記憶が正しければですが。

 ところが今朝、外から覗いてみたら、その植え込みは跡形もなく、コンクリートの駐車場になっていました。

 創立100周年を記念して掘り出す計画だったはずなのに、あのタイムカプセルはどこに行っちゃったんでしょう??

 あと3年だと思って、楽しみにしていたのに・・・。

 誰か、あのタイムカプセルの行方を知っている人はいませんか?

 用務員さんとかいたら声を掛けてみようと思ったのですが、あいにく誰もいませんでした。

 ずっと地元に住み続けている昔の友達なら、事情を知っているかなぁ。 

 FB とかで探して、連絡取ってみようかな。

 それにしても、川口恵校長先生の「自ら学ぶ」の碑をおよそ半世紀ぶりに見ることができたのはよかったです。

 すごく懐かしい。



 

2025年8月7日木曜日

フェンタニル復活

 長いこと、モルヒネ塩酸塩の使用を強いられていましたが、今日、外勤に行ったら、薬品セットの中にフェンタニルが復活していました。

 フェンタニル供給難になる前とくらべてセット内の本数は減ってしまいましたが、それでもフェンタニルの方が使いやすいです。
 助かりました。

 フェンタニルと言えば、米国大統領による規制強化のニュースが多いですが、供給難のために麻酔中の鎮痛が不自由していることについては、特にニュースとしては聞こえてこなかったような気がします。

 こっちの方が、日本国民の生活に直結しているように思うのですが、それが患者さんたちの意識にのぼらなかったのだとすれば、それはそれで良かったということなのでしょう。

2025年8月1日金曜日

【土曜日勉強会】アミノ酸とデクスメデトミジン

Landoni G, et al.  A Randomized Trial of Intravenous Amino Acids for Kidney Protection.
N Engl J Med 2024; 391: 687-98.

・S 先生の担当
・人工心肺を要する心臓手術を受ける患者において、アミノ酸投与によって術後 AKI の頻度が低減したという研究です。
・アミノ酸投与に伴う有害事象は見られなかったということです。
・この領域の研究については 私の HP にもありますので、そちらも参照していただけますと幸いです。
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Xiang Z, et al.  Effect of preoperative dexmedetomidine administration on the bispectral index in children during sevoflurane inhalation anesthesia: a randomized controlled trial.
BMC Anesthesiology 2025; 25:72.

・M 先生の担当
・デクスメデトミジンをボーラスで静注すると、術中のセボフルラン必要量が低減することを、BIS のデータとともに示した研究です。
・小児においても成人と同様の傾向を示すということです。
・研究倫理を含め、さまざまなことについてディスカッションすることができました。

2025年7月19日土曜日

【土曜日勉強会】ペインクリニック

 今日の土曜日勉強会は井関教授による講義で、医局会の後に行われました。

 麻酔科医が痛み治療に携わるメリットに始まり、術後痛ガイドラインの解説、当院での治療の様子のビデオへと続きました。

 同じ診療科に勤務しているとはいえ、別々の部門にいると知らないことが多く、とても勉強になりました。

 自分としては、急性痛から慢性痛への移行のメカニズムなど、病態生理に関する情報がとても興味深かったです。

2025年7月4日金曜日

【土曜日勉強会】水素吸入による神経保護など

 今日は第一土曜日なので、勉強会では文献の紹介が行われました。

S先生
Association Between Arterial Hyperoxia and Mortality in Pediatric and Adult Patients Undergoing Extracorporeal Membrane Oxygenation: A Systematic Review and Meta-Analysis.
Anesth Analg June 2025 • Volume 140 • Number 6 

・ECMO 中の患者における高すぎる酸素化は転帰の悪化と関連するといった内容でした。
・機序については明らかにされていませんが、酸化ストレスなど多様なものが想定されているようです。
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F先生
Inhalation of hydrogen gas mitigates sevoflurane- induced neuronal apoptosis in the neonatal cortex and is associated with changes in protein phosphorylation.
J Neurochem 2024; 168: 2775–90. 

・セボフルランはアポトーシスをもたらすようですが、水素を同時に吸入させることで神経保護作用が得られるということです。
・水素濃度は高すぎても良くないということでした。
・水素は皮膚からも吸収されるようですが、気道からの取り込みがメインのようです。


2025年6月6日金曜日

日本麻酔科学会第72回学術集会第2日

 昨日とは違い、今日は発表のプレッシャーがなく、のんびりと学会を楽しむことができました。

 早朝は麻酔薬の作用機序に関するリフレッシャーコース、その後は敗血症に関するシンポジウムに参加しました。

 午後は働き方改革に関する講演を聞きました。

 現場の麻酔科医ではなく、管理者(院長)という立場からの話だった点が、自分にとっては目新しくてよかったです。

 管理者が働き方改革を実行していくのは容易ではないようで、簡単にできるところは簡単にするとのことで、例えば全症例を術前外来を通す必要はないとのことでした。 

 昔に戻って、前日に病棟に麻酔科医が回診に行けばいいともおっしゃっていました。

 術前外来の必要性を上司にさんざん説かれ、その設立するのにいろいろな物を犠牲にして苦労させられた身としては、まさに呆れてモノが言えないという感じでした。

2025年6月5日木曜日

日本麻酔科学会第72回学術集会第1日

 午後のポスターセッションで、ポスターの発表をしました。

 誰かの指導ではなく、自分で発表するのはたぶん10年以上ぶりだと思います。

 ポスターの雛形選びに始まり、フォトセンターでの印刷、100円ショップでポスターの入れ物を買ったりなど、慣れない作業ばかりでしたが、さすがに自分でやると達成感がありますね。

 いろいろなことをだいぶ思い出してきたので、今度の臨床麻酔学会も、採択されれば自分で発表するつもりです。

 今日の学術集会の午前午後ともに鎮静のセッションがあり、関心とニーズの高まりを肌で感じることができました。

 2040年問題というのがあって、それと密接に関連していることを学べたことは、自分にとって大きな収穫でした。

誰かタイムカプセルの行方、知りませんか?

 今日は某大学に用事があって出かけてきたのですが、そのついでに私の母校である品川区立第二延山小学校に寄ってきました。  今も時々思い出しては気になるのがタイムカプセルのことで、創立50周年を記念して6年生の時に、正門そばの植え込みを囲む場所に埋めたはずなんです、自分の記憶が正しけ...