先週ぐらいまではこのあたりが雑草でいっぱいで、道にまではみ出していてちょっとストレスだったのですが、今日はすっかりきれいになってヒガンバナを見ることができました。
せっかく広い道路に面していて、多くの通勤者の目に入るわけなので、ふだんからもっと整備しておいてほしいものだと思います。
余計なお世話ですが・・・(笑)。
先週ぐらいまではこのあたりが雑草でいっぱいで、道にまではみ出していてちょっとストレスだったのですが、今日はすっかりきれいになってヒガンバナを見ることができました。
せっかく広い道路に面していて、多くの通勤者の目に入るわけなので、ふだんからもっと整備しておいてほしいものだと思います。
余計なお世話ですが・・・(笑)。
肺切除術を受ける患者を対象に、リドカインの静脈内または傍脊椎腔への投与が術後合併症や炎症反応への効果を調べた研究 (de la Gala F, et al. Br J Anaesth [Online ahead of print] (PMID: 40897588)) を読みました。
リドカインは静脈内に投与しても傍脊椎腔に投与しても、炎症反応の低減を通して合併症の予防に役立つ可能性があるようです。
硬膜外麻酔が急性腎障害の予防に役立つ可能性があることはいくつかの研究で示されており、その機序としてストレス反応や炎症反応の低減が挙げられているわけですが、de la Gala らの研究では静脈内投与したリドカインも炎症反応を低減するわけですから、局所麻酔薬自体にひょっとしたら炎症低減効果があるということなり、それが急性腎障害の予防に役立っていたということなのかもしれません。
今後、硬膜外麻酔やその他の神経ブロックの腎保護作用が論じられる際には、ブロックの効果だけでなく薬物自体の効果についても論じる必要があるように感じられました。
開心術を受ける患者において、腎機能が術前に改善する患者では術後 AKI のリスクのみならず、AKI の重症度も高くなり、しかも期間も長引く、という論文 (Jiang B, et al. Sci Rep 2025; 15: 27933) を読みました。
私の AKI 論文コレクションのどれにも当てはまらない、ものすごく新しい、というか変わった発想のもとに行われた研究であるように思われます。
血清クレアチニン濃度の変化を転帰に結び付ける発想は、これまでにもいくつかありました。
例えば、「術後 AKI の後に血清クレアチニン濃度が完全に回復しても、非 AKI 患者よりも転帰が悪化する」とか、「AKI から回復する期間が長いと、転帰がより悪化する」などです。
しかしこれらはいずれも AKI の後の経過であって、術前のものではありませんでした。
残念なのは、術前の腎機能の改善と転帰の悪化を結び付ける理由として、バイオマーカーとしての血清クレアチニンの不完全さが挙げられている点です。
腎機能を正確に反映するバイオマーカーがあってこそ質の高い研究ができるわけで、新しい、簡単に臨床で使える、精度の高いバイオマーカーの開発が待たれるところです。
今日は某大学に用事があって出かけてきたのですが、そのついでに私が卒業した小学校に寄ってきました。
今も時々思い出しては気になるのがタイムカプセルのことで、創立50周年を記念して6年生の時に、正門そばの植え込みを囲む場所に埋めたはずなんです、自分の記憶が正しければですが。
ところが今朝、そこを外から覗いてみたら、その植え込みは跡形もなく、コンクリートの駐車場になっていました。
創立100周年を記念して掘り出す計画だったはずなのに、あのタイムカプセルはどこに行っちゃったんでしょう??
あと3年だと思って、楽しみにしていたのに・・・。
誰か、あのタイムカプセルの行方を知っている人はいませんか?
用務員さんとかいたら声を掛けてみようと思ったのですが、あいにく誰もいませんでした。
ずっと地元に住み続けている昔の友達なら、事情を知っているかなぁ。
FB とかで探して、連絡取ってみようかな。
それにしても、当時の校長先生の「自ら学ぶ」の碑をおよそ半世紀ぶりに見ることができたのはよかったです。
すごく懐かしい。
長いこと、モルヒネ塩酸塩の使用を強いられていましたが、今日、外勤に行ったら、薬品セットの中にフェンタニルが復活していました。
フェンタニル供給難になる前とくらべてセット内の本数は減ってしまいましたが、それでもフェンタニルの方が使いやすいです。
助かりました。
フェンタニルと言えば、米国大統領による規制強化のニュースが多いですが、供給難のために麻酔中の鎮痛が不自由していることについては、特にニュースとしては聞こえてこなかったような気がします。
こっちの方が、日本国民の生活に直結しているように思うのですが、それが患者さんたちの意識にのぼらなかったのだとすれば、それはそれで良かったということなのでしょう。
Landoni G, et al. A Randomized Trial of Intravenous Amino Acids for Kidney Protection.
N Engl J Med 2024; 391: 687-98.
・S 先生の担当
・人工心肺を要する心臓手術を受ける患者において、アミノ酸投与によって術後 AKI の頻度が低減したという研究です。
・アミノ酸投与に伴う有害事象は見られなかったということです。
・この領域の研究については 私の HP にもありますので、そちらも参照していただけますと幸いです。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------
Xiang Z, et al. Effect of preoperative dexmedetomidine administration on the bispectral index in children during sevoflurane inhalation anesthesia: a randomized controlled trial.
BMC Anesthesiology 2025; 25:72.
・M 先生の担当
・デクスメデトミジンをボーラスで静注すると、術中のセボフルラン必要量が低減することを、BIS のデータとともに示した研究です。
・小児においても成人と同様の傾向を示すということです。
・研究倫理を含め、さまざまなことについてディスカッションすることができました。
今日の土曜日勉強会は井関教授による講義で、医局会の後に行われました。
麻酔科医が痛み治療に携わるメリットに始まり、術後痛ガイドラインの解説、当院での治療の様子のビデオへと続きました。
同じ診療科に勤務しているとはいえ、別々の部門にいると知らないことが多く、とても勉強になりました。
自分としては、急性痛から慢性痛への移行のメカニズムなど、病態生理に関する情報がとても興味深かったです。
東京科学大学のヒガンバナが、今年も咲きました。 先週ぐらいまではこのあたりが雑草でいっぱいで、道にまではみ出していてちょっとストレスだったのですが、今日はすっかりきれいになってヒガンバナを見ることができました。 せっかく広い道路に面していて、多くの通勤者の目に入るわけなので、ふだ...