日本臨床麻酔学会第44回大会が新宿の京王プラザホテルで行われ、今日は一般演題の発表があったので出かけてきました。
午前中は麻酔科領域講習に参加しました。
痛みの程度、必要な不動の程度、所要時間を三次元のそれぞれの軸に見立て、患児に必要な鎮静の性質を考えるというやり方はとても参考になりました。
前日に患児に夜更かしさせ、当日は早起きさせるといった工夫がまじめに学問として議論されているといったあたりに、小児の鎮静の大変さがうかがわれるようでした。
午後の優秀演題候補セッションは発表もディスカッションも時間が短く、議論の深まりが今一つのような印象がありました。
たくさんの演題をさばこうとすると、こういう形式にならざるをえないのかもしれません。
個人的には演題数をしぼり、10分ぐらいのプレゼンに10分ぐらいの突っ込んだ質疑応答があってもいいのではないかと感じました。