有効腎灌流圧 (effective renal perfusion pressure (eRPP)) と心臓術後 AKI の関係を調べた論文 (Dang P, et al. Cureus 2023; 15: e45036) を読みました。
有効腎灌流圧は Kopitko らが提唱した腎灌流圧の指標で、
eRPP = MAP - (IAP + CVP + mAir) の式で計算するものです。
(MAP = 平均血圧、IAP = 腹腔内圧、CVP = 中心静脈圧、mAir = 平均気道内圧)
血圧や腹腔内圧、中心静脈圧はいずれも AKI のリスクに関連しますが、これらを一つの式にまとめたところがとてもおもしろいと感じました。
今後、はやるかもしれません。