2025年12月14日日曜日

【文献】AKI 2025年 まとめ

 AKI に関する総説 "Perioperative acute kidney injury: What's new in 2025?" (Elmadhoun O, et al.  J Cardiothorac Vasc Anesth [Online ahead of print] (PMID: 41207837)) を読みました。
 今年も終わりに近づき、まさに年末を感じさせる総説です。

 AKI の新しい分類 (subphenotype) に関する内容が、私にとっては目新しかったです。
 古典的な急性腎不全の分類といえば腎前性、腎性、腎後性ですが、ここでは病態別に Hypoperfusive, Inflammatory, Nephrotoxic, Obstructive に分類されていました。

 おそらく麻酔管理と最も関連があるのが Hypoperfusive と、薬物投与に関連した Nephrotoxic だろうと思われます。
 Inflammatory に関しては、人工心肺や大動脈クランプとの関連が示されていました。

 そして Phenotype-guided intervention というものが、将来的なケアの方向性として示されていました。 
 Phenotype を見極めて介入を行うという意味だろうと思われますが、単に血圧が低いというだけでなく SVV や dp/dt、Eadyn などを考慮した上で介入を行うという、現代の循環管理に近いものがこのアイデアには含まれているのかもしれません。

日本麻酔科学会 第73回学術総会 第2日

 朝、学会場で知らない人に突然話しかけられ、昨日、私が座長を務めていたセッションがよかった、などとお褒めの言葉をいただきました。  特に座長とコメンテーターの二人体制がよかったとのことです。  こんな感じで褒められたのは初めてのことだったので、戸惑いました。  もっとも、二人体制...